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述語

主語は俳優の廣瀬大介さんです

舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺

述語

大介すげー優しい笑顔する時あるんだよなー。

勝手なイメージでその印象が無かったから笑顔見れると嬉しいんだ。

芝居にも真面目だし、共演出来てとても嬉しい役者さん。

10日目!!|椎名鯛造 オフィシャルブログ 「椎名鯛造 OFFICIAL BLOG」 Powered by Ameba

エンディング曲で、椎名さんと数秒向かい合うところがあるのですが、そこでお二人が笑顔を交換してるのが、なんだか良かった。
特に大千秋楽の笑顔は、安心感が溢れていました。

やったー!剣殺陣だー!

今回の出演が発表されたとき「やったー!!剣殺陣だー!!」って喜んで跳び上がりました。
ミュージカル薄桜鬼の最後のご出演以来、刀持ってる廣瀬さんかっこいいんだよなあ…また観たいなあ…と反芻することが多かったので。
そして原作のゲームをやっている友達に「一期一振はロイヤルなんだよ」と教えてもらって、ロイヤル!そういう役、見たことない!と期待が高まりました。

公演前の雑誌のインタビューでは「フェンシングっぽくしてみようか」「洋風な立ち回りをするから、あまり腰を落とさないで」と殺陣師の方に言われている、という話がでていました。*1
ありえないほど腰が落ちるのがかっこよく、砂埃と血煙が見えるくらい生々しいのがミュージカル薄桜鬼の沖田さんだったので、また違った表現になるんだなあと思っていました。

一期一振は、足捌きが華麗でボールルームダンスみたいで、2階席から見下ろしたときはステップの軌跡が見えた気がした。太刀をくるっと回したり鞘も使って二刀流風だったり華やかだけど、手数が少なくて、その一手が誰より速くて、躊躇なく軽やかで、「一振りで」仕留めている感じ。余裕がすごい。
刀を持っていない方の手が「特技:社交ダンス」って感じでこれまでも好きで、そして今回特にそこからロイヤリティが醸し出されてた。刀を前に出すとき、右肩のマントを押さえる仕草が美しい。(そういえば沖田さんもよく右の袂を押さえてたなあと思い出したり。)
セットの2階センターから登場するところ、敵を捌きながら大階段を降りてくるところ、2階で横一直線に刀を振るとスクリーンに映された敵が真っ二つになるところ。もう、キャー!!って声を押さえるのに必死でした。映像が楽しみです。
気品があって優雅で…、というキャラクターらしさは外さないんですが、そこはやっぱり廣瀬さんの色があって、立ち回り中の「参る!」の声の殺気がビリビリくるほどだったり、ちょっと怖くなるほど目が据わっていたり、鬼気迫るものがあった。跳び出す前の伏せに近いような低い姿勢も猟犬みたいだった。
動きの中で息を整えるのに頬に空気をためるところが、別にただそれだけなんですけど、かっこいい…。
戦闘中の声が今回すごく素敵でした。「受けて立とう」っていう台詞、客席に背中を向けているのですが、究極サイドシートで見たときに顔が見えてすごくかっこよかったな…。白い頬、鋭い視線。
鯰尾との共闘で、頭を下げるように背中を叩いて合図するところも激しくツボだった。
身のこなしと言えば、暗転してからの捌け方が好きだな~って今回も思いました。何でも大好きかよ…。

納刀

太刀でも、納刀が最高にかっこよかったですね。好きな男性の仕草を聞かれたら(いつ誰に聞かれるんだろう…?)「納刀」って答えそうです。
大千秋楽の大坂の陣で、「この時代の敵に手こずるなんて!」ってほとんど叫ぶように言ってからの、叩くような納刀が、激しかったです…。アドレナリンじゅわってなってるんだろうなって。
そこからの、「いち兄」って呼びかけへの「どうしました?」っていう優しい返事の落差で、一期一振のこと好きだなあ…(吊り橋効果)と思いました。ここも映像が楽しみです。
一般的な長さの刀でない太刀を扱っているっていう違和感はなく、肩から剣先までが腕、みたいになめらかでした。初見では太刀の大きさに目が慣れるまで、廣瀬さんの方がいつもの4/5くらいの大きさに見える錯覚があったんですけど笑。

お芝居

大坂の陣大坂城を前に、ここをやり直せば秀吉は死なない、と言い出す鯰尾を、それでは敵と同じになってしまうと説き伏せる一期、のシーンが好きでした。
鯰尾からお兄ちゃん大好き!オーラが何かと出ていてグッとくることが多かったので、続編はぜひ一期と鯰尾、ほか粟田口メインのお話が見てみたいです。
と、アンケートに書きました…笑。
小夜でなく自分が傷つけばよかったと言う江雪を説き伏せる一期、のシーンもすごく良かった。いち兄もとい一期お父さんだ…という感じだった。
でも、落ちついてて優しいばかりではなくて、本丸の和を乱す不動行光のことをずっと「新入り君」と呼んでいたり、紅白戦中に仲間につっかかる不動に「今は訓練中です!」と声を荒げたり、そのあと捌け際に不動をキッと睨みつけていったり、キレてる~!って思いました…。不動が投げた石を背中を向けたまま叩き落とす一期、顔がこわかった…。
そしてグッズのトレーディングブロマイドの、横版の床の間ショットが本当にお父さんでしかなく、波平さんばりの「成らんと言ったら成らん!」な雰囲気で…機会があればぜひご覧ください。笑

見た目

この舞台のことを最初に聞いたときに思ったのは、「今のマーベラスの全力をかけて衣装を作って欲しい」だったんですが、衣装、もの凄かったです。一期のサッシュが山羊の革一頭分で出来ている*2というのも凄い話だし、軍服みたいな上下の、腰から靴のつま先まで脚が綺麗に見えるように金のラインが入っていて、一期が動くたびに見とれた。右肩のマントや胸に下げた紐までとても綺麗だったし、刀も細部まで作り込まれていて、鞘に下げた房飾りも立派で素敵だった。
ウィッグは、パンフレットやグッズの撮影のときは少し重い?感じだったけど、公演では短く散らしてより似合うようになっていて、こんなところにも丁寧な仕事が、と感激でした。
パンフレットの、脚の前に太刀を立てて目を閉じているショットがすごく素敵だなと思ったので、カーテンコールでそのポーズをしていたのも嬉しかったです。

千秋楽カーテンコール

東京楽の何回目かのカーテンコールで出てこなくて、ちょっとドキッとしたんですが、すぐ出てきて頭をかくようなポーズしてて、結果かわいかったです…。いち兄いない!ってキョロキョロしてる鯰尾もとってもかわいかった。
大阪楽のカーテンコールは、内番衣装(一期はジャージ)(あの普通のジャージで青い髪だと、黒バスのなんらかみたい。黒バス見たことないのでイメージだけど…)に着替えたときに付け直さなかったのか、マイクなしで出て来てしまうハプニングがありました。
キャストが順番に挨拶していって、廣瀬さんの番になって口を開いたら声が拾われなくて。
最初はマイクが入ってないのかな?と思いましたが、自分の頬に手をやって、お腹と背中に手をやってバッテリーを確認して、「マイクついてない」って!えー!
結局、お隣の染谷さんのヘッドセットマイクを、染谷さんが着けたまま一緒に使って、事なきを得ました。…事なくはなかったかな。
杉江さんが一生懸命自分のヘッドセットマイクを外して「いち兄取れたー!(これ使って!)」って見せてた。挨拶が始まるときに鈴木さんが「これからはキャストとして話します」って断りを入れていたのに、「いち兄」って言った!!
ステージの誰かが「内容が全然頭に入ってこない笑」って言っていて、その通りで私も何の話だったか頭に入らなかったんですが、このツイートをお話されていたかと思います。

廣瀬大介 on Twitter: "露と落ち 露と消えにし 我が身かな

ご来場、ご視聴くださった皆様ありがとうございました。
またお会い出来る日を弟達と楽しみにしております。 https://t.co/6Bcd4MK2L7"

東京楽も一期として、「地方公演に行って参ります。弟たちをよろしく頼みます。」と一言でした。
今公演は千秋楽以外はカーテンコールのキャストとしての挨拶はなく、キャラのまま舞台を去るのが良い感じだったので、廣瀬さんの挨拶も一期からの言葉なのが良かったです。
大阪楽の一番最後の捌け際にフードをかぶって低い位置でピースしてて、謎のHipさがかっこよかった…。かっこよかったけど謎…。

作品全体として

ストーリーとか演出とかっていう範囲の「作品」としてより、プロモートなど制作を含めた範囲の「作品」として面白いなと思いました。
「あの」マーベラスが、「あの」刀剣乱舞を、「あの」鈴木拡樹をはじめ12人も人気の若手俳優を集めて舞台化しますよっていうインパクト。この2.5次元舞台乱立の現状の中で突き抜けたトピックだったと思う。
あまり掘り下げられないキャラクターもいたし、ストーリー展開的には12人も要らなかったんだけど、冒頭、大階段にずらっと並んだ12人が1人ずつスポットライトを浴びて振り返っていくのを見て、「これだな…」と納得しました。

当日券の売り方も新しく、前日12時にLoppiで先着順に当日券の整理券を発券、当日の10時に昼公演、15時に夜公演の整理券の当選番号を発表するというやり方。
遠くから来る人にはありがたかったんではないかと思う。それに当日券の列が会場周辺で邪魔になることもないし、列を捌くスタッフも不要になるし。

公演期間中にグッズの通販を受け付けるのもありがたいし、グッズの種類も色々(アクリルキーホルダーにもびっくりしたけど、等身大タペストリー、クッションカバーまで…)あって面白い。色々作ってくれてありがたい。トレーディングもののグッズを用意しておいてトレーディングスペースを用意しないような制作も多い中で、ありがたい事が多かったです。
劇場でのグッズ販売に、タブレットと専用システムを使っていたのもすごい!と思いました。
画面を一緒に見られるので、確認しやすい。スタッフさんが出演者12人の役名と芸名をそれぞれフルネームで完璧に覚える必要も(多分。笑)ない。売り上げの統計も取りやすいんだろうな。あれなら同じ「ブロマイド100セット売れた」でも、「100人が1セット買った」のか「1人が100セット買った」のか、記録に残るんじゃないでしょうか。

全国65館と海外8館でのライブビューイングと、千秋楽公演の映像が一週間後に配信、っていうのも良いなあと思います。やっぱり舞台のチケットを手に入れて会場まで足を運ぶ、って初めてするときは大変、というかどこから手をつけていいか分からなかったり、「興味はあるけどそこまでできない」っていう方もいたりするので、カーテンコールの挨拶でも言っていたキャストがいたように「ゲームの刀剣乱舞を好きな方に、舞台の世界を知って欲しい」ということが目標なら、間口を広くするのは良いですよね。
あと、千秋楽から一週間でその動画が見られるなら、実際と違った「レポ」がSNS等で広まってしまっても、各々が実際の映像を確かめやすいと思いました。私も思い込みと勘違いが多いので気を付けていますが…。

続編!

ストーリー中で「三日月宗近がいなくなる今後の展開」が示唆されており、続編には大いに期待です。
今回も別に一期一振の出番が少ない!とは思わなかったんですが(出番のひとつひとつがかっこよくて満足度が高い)、豊臣編も観たいなー。楽しみに待っています。またいつぞや。


余談ですが、手入れとか兄弟とか顕現した“モノ”とか、『宝石の国』みたいだなーと思って観てました。金剛先生が主。
宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

*1:『オトメディアステミュ vol.2』学研プラス

*2:『オトメディアステミュ vol.2』学研プラス、『Sparkle vol.26』メディアボーイ