THE ホーンテッド・アパート

アホみたいな天然弟

ハマカーン神田 on Twitter: "急にアホみたいな天然弟ができて、お兄さんびっくりだったよ!! https://t.co/7aLRObmeFo"

東貴博プロデュースFIREHIP’S 第7回公演 THE ホーンテッド・アパート 8/1~2

お笑いの方の企画にゲスト出演と聞いたときは、大変失礼ながら、イケメン (笑)みたいな扱いされるんでしょ?と勝手にナイーブになっていたのですが、そんなことは全くなかった。
顔が綺麗で色々と器用にこなして中身はちょっと個性的で面白い子、という扱いでした。ハッピー!

キャパ 300台の、自分を初めて見る人が大半の会場で、たくさん喋って踊って叫んで、最高に輝いてました。
声が聞きやすかったし、表情豊かで自分も楽しんでる感じがすごく素敵だった。
とても面白かったので、 来年はまた別の若手俳優の方が呼ばれるといいですね、とすら思います。

二部構成で、一部は廃業寸前の家族経営のお化け屋敷に、敏腕お化け屋敷プロデューサーがやってきて…?というコメディー。 二部はオムニバス形式のコントショー。

一部ではまさにその敏腕お化け屋敷プロデューサー役だったのですが、とにかく台詞が多い!
公演前のラジオでも、台詞たくさん任せるから!などと言われていたのですが、
お化け屋敷とは?とか、驚かし方のレクチャーとか、再生後のお化け屋敷の企画とか、説明台詞が多い多い。
それをきっちり言い切ったり、言い切れなくて周りに笑いにしながら助けてもらったりするところも、見ていて面白かったです。
えーっと…って「謎の間」(雪月花スクランブルDVD発売イベントで、撮影中に謎の間を発動させてたと言われてたやつ)が現れた途端、アドリブで笑いをとりにきた東MAXさんと、その隙に衣装(ドラキュラ)のマントで顔を隠して耳打ちしてあげるハマカーンの浜谷さん、さすがだなと思いました…。

お化け屋敷に借金回収に来た町金業者が、 バイトの女性に「デートしてくれたら待たないこともない」と言うと、「わかりました、いいですよ、おっぱい揉むくらいなら」「いや、そこまで言ってないんだけど…」というくだりがあり、(コントの台詞書き出しても面白くないですね…)
敏腕プロデューサーも「再生に成功したら揉める」 と唆され、わざわざ暗転の中スポットライトを浴びて空気を揉んでいて、すごい気持ち悪くて面白かったです笑。
それでも敏腕プロデューサーの口から「おっぱい」とは一度も言わせなかった、そのバランス感覚が最高でした…。※ナイーブなファン心理

敏腕プロデューサーみずからゾンビの扮装でお化け屋敷の出し物に出演するんですが、ゾンビメイクでJ-POPを踊ってるのは、可愛すぎて夢に出そうでした。
ダンスがあるから、これで殺陣もあれば本領発揮なんだけどなあと思っていたら、最終的にナイフで喉を掻き切られるゾンビの動きがなかなかのキレでした笑。
それまでコメディーだったのに突然ビーン!って迫真の反りを見せるからびっくりした…。

第二部はコントショーで、実話ネタ、閑話休題ショー的に社交ダンスタイム、紛争地帯とぼったくりバーのシュチュエーションコント。

実話ネタ(どこまで実話なのかはわかりませんが)に、「握手会にこんな人が来た」ってエピソードを持ってきたのは、最初ヒヤッとしたんですが、
コントの中では別にバカにするとかではなく優しく対応してたし、握手会に来た人の固有名詞 (「私、○○って言うんですけど~、」という台詞)は毎回替えてあって、配慮を感じました…。※ナイーブなファン心理

シュチュエーションコントは、紛争地帯で捕虜になった兵士の怯えきった目の演技がこれでもかと見られて、良かったです。
ぼったくりバーでぼったくられる若いサラリーマン、茶髪にスーツがすごく似合ってたなー。
染めたんではなくて退色かな?と思いますが、結構髪が茶色くて。
わりと茶髪似合うと思うので好きなんですが、ここ最近見られなかったので、それも良かったです。スラックスのチャック開いてる回あったけどね…

一部と二部の間に、ハマカーンさんがかなり色々とエピソードを紹介されていて、
(稽古中にマスクをしているのは唾が飛ぶのを防止するため。昨日の夜から持ち歩いている飲みかけのコーラを冗談でシェイクされてものすごく焦ってたけど蓋を開けてもウンともスンとも言わなかった。自前のスマホ機内モードにするなど対策せず小道具 としてポケットに入れていたので、リハ中かっこつけるシーンでポケットがピカーと光っていた。チャック開いたまま本番出るから気付いた出演者が笑ってしまって大変だった。などなど)
一度遠藤舞さんが「私だってゲストなのに紹介が少ない!」と言ったらハマカーンの神田さんが 「あれには勝てないよ、相手が悪すぎる」 とおっしゃっていたのが軽く衝撃でした…。そんなにか…。
言われた遠藤さんが 「じゃあ私もチャック開けて唾飛ばせばいいですか!?」と言っていて、強いなwwと思いました。

いわゆる若手俳優の人の出演が一人だけというのが初めてで、どんな風になるのかと思っていましたが、すごく面白かったです。
思えば、ここ一年くらいはキャラ設定がタイトなものばかり観ていたので(薄ミュとか…)、
コントはその場その場のテンションや、素の部分でのリアクションがたくさん伝わってきて、素材の味が活かされている感じでした。
廣瀬さんに興味があって 2.5次元舞台以外にも観てみたいという方 に、おすすめできるやつです。(映像化はしないでしょうけど…)

とっても良いお仕事だったと思います。